スーパーやコンビニ、居酒屋などで様々な銘柄を目にする機会が増えてきており、ウイスキーを飲んでみたいと考えている人も多いと思います。
しかし、ウイスキーはアルコール度数が高く、香りや味わいが特徴的でなかなか手を出せない人が多いのも事実。
今回はウイスキーに馴染みのない方でも飲みやすい銘柄とその飲み方を紹介します!
初心者でも飲みやすいウイスキーを紹介!
- 初心者でも飲みやすいウイスキーとは?
- 飲みやすいウイスキー:ブレンデッドウイスキー編
- 飲みやすいウイスキー:スコッチシングルモルト編
- 飲みやすいウイスキー:長熟ボトル編
①初心者でも飲みやすいウイスキーとは?
ウイスキーに馴染みのない人が飲みやすいウイスキーの条件を以下に挙げてみます。
- 味わいや香りの個性が強すぎない
- 欲しい時に買えるボトル
- 値段が高すぎない
②飲みやすいウイスキー:ブレンデッドウイスキー編
ブレンデッドウイスキーとは大麦麦芽を原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシや小麦などの穀物を原料としたグレーンウイスキーを混ぜ合わせたものです。
ブレンデッドウイスキーはボトルの個性は薄いものの、飲み口が軽く味わいも穏やかなため飲み手を選ばないウイスキーだと言えます。
またシングルモルトウイスキーに比べて安価で気軽に手を伸ばせるボトルが多いです。
バランタインファイネスト
このボトルはスコッチブレンデッドウイスキーのベストセラーであり、様々なコンペティションで金賞を受賞しています。
40種類のモルト原酒がブレンドされており、豊かで滑らかな味わいが特徴的です。
飲み口はとてもライトにも関わらず、モルト由来の風味はしっかりと感じとることが出来ます。
バランタイン12年
上記で紹介したバランタインファイネストは、年数表示がなく若い原酒が使用されているのに対し、このボトルは厳選した40種類を超える原酒を最低12年以上熟成させたボトルです。
味わいや香りは複雑ながらもバランスはとれており、クリーミーで上品なスコッチウイスキーです。
バランタイン12年は何度もボトルデザインのリニューアルを繰り返していますが、現行ボトルのV字のデザインは「シェブロンシェイプラベル」と呼ばれています。
これは「保護」「信頼できる働きを成した建築家」を意味します。
ジョニーウォーカーレッドラベル
ジョニーウォーカーブランドは世界で一番飲まれているウイスキーで、年間1790万ケース(2014年)も出荷されています。2位のバランタインが590万ケース程なので約3倍の出荷量を誇ります。
そのジョニーウォーカーブランドの中でも最安値でスタンダード品なのがこのレッドラベルです。
ライトでスムースな飲み口のわりに、リンゴや洋梨などのフルーティさ、バニラのような甘みに加えジョニーウォーカーの特徴であるスモーキーな余韻を感じることができます。
ジョニーウォーカーブラックラベル12年
こちらもジョニーウォーカーのスタンダード品で12年以上熟成された原酒がブレンドされています。
レッドラベルに比べさらに香りや味わいは複層的でアルコール感はほとんど感じません。
キーモルトにはカーデュ、タリスカー、ラガヴーリンなどスコッチの有名銘柄が使われており、各原酒がバランスよくブレンドされています。
シーバスリーガルミズナラ
世界200以上の国と地域で販売されるシーバスリーガルの中でもマスターブレンダーが日本の味覚に合うようにブレンドした一本。
厳選した12年以上熟成した原酒をブレンドし、その一部をジャパニーズウイスキーの特徴でもあるミズナラ樽で後熟しています。
シーバスリーガルブランド特有のスムースな飲み口や甘みに加えて、ミズナラ由来のスパイシーさも感じとれます。
③飲みやすいウイスキー:スコッチシングルモルト編
次にスコッチの中でも大麦麦芽を原料として作られるシングルモルトの中から飲みやすいウイスキーを紹介します!
ザ・グレンリベット12年
グレンリベットはシングルモルトの中でもライトな飲み口で、甘みが全面に出たとても飲みやすい銘柄です。
この12年はグレンリベットの中でスタンダードなボトルで、主にアメリカンオーク樽で12年以上熟成されはちみつの様な甘みと特有のバニラ香、飲み進めるとビターオレンジの柑橘系の味わいも感じられます。
グレンフィディック12年
グレンリベットと並んでスコッチを代表する銘柄でこちらも初心者におすすめのウイスキーとして紹介されることが多い1本。
洋梨のようなフレッシュな香り、はちみつ、カスタードクリームのような甘さが特徴的。
価格もシングルモルトとしては安価であり、ウイスキー入門にピッタリは銘柄です。
グレングラント10年
イタリアで最も飲まれているスペイサイド産のシングルモルトで、数々のコンペティションで賞を獲得しています。
このボトルの特徴はバランスのとれたフルーティさです。鼻を近づけると青リンゴ・洋梨などのフルーツの香りが漂ってきます。
クリアでスムースな飲み口ですが、ボディはそこそこ厚く飲み飽きることはありません。
飲みやすいウイスキー:長熟ボトル編
ウイスキーが嫌い・苦手な要因として「アルコール感が強い」ことが挙げられますが、ウイスキーは熟年年数が長いほどまろやかになりアルコール感も薄れてきます。
最後にこれまで紹介してきたボトルよりは高価ですが、これからウイスキーを飲み始める方や、さらに飲みやすいウイスキーを探している方におすすめの長熟ボトルを紹介します!
グレンリベット18年
上記で紹介したグレンリベットの18年熟成物です。
12年と比べると、フルーティさやフローラル感がさらに増してとても濃厚な味わいです。
しかし甘すぎることはなく、わずかなスパイシーさもありとてもバランスの取れたウイスキーです。
ジョニーウォーカー18年
こちらも上記で紹介したジョニーウォーカーの18年熟成物です。
ジョニーウォーカー特有のスモーキーさの中に18年の熟成から得られる樽香、濃厚なバニラの甘みが特徴で、完璧なバランスの良さを誇ります。
グレングラント18年
スペイサイドの中で特におすすめの銘柄であるグレングラントの18年熟成物です。
こちらはノンピートの大麦麦芽のみが原料として使われているためスモーク感やピート香はなく、はちみつやバニラ、アーモンドのようなリッチな甘さが楽しめます。
まとめ
今回は飲みやすく、価格や供給量の面から手に取りやすいおすすめの銘柄を紹介しました。
これからウイスキーにハマっていくには、自分がどんな味わいのウイスキーが好きなのかをはっきりさせる必要があります。
今回紹介したボトルがこれからウイスキーにハマるきっかけとなれば嬉しいです。
これからもウイスキーライフを楽しみましょう!!