本日は日本のクラフトウイスキーの中でも特に熱狂的なファンが多い、「あかし」を紹介します。
コンビニやスーパーで容量500mlの丸い瓶にボトリングされている本商品を目にしたことがある人も多いのでは。
価格も1000台と決して高くはなく手に取りやすいウイスキーだと思います。
今回はクラフトウイスキーのトップランナーと言っても過言ではない「あかし」の味わいや種類を紹介していきます。
ウイスキーあかしの評価は?種類や味わいを紹介
- ウイスキーあかしを造る江井ヶ島酒造とは
- ウイスキーあかしの概要
- ウイスキーあかしの種類や味わい
ウイスキーあかしを造る江井ヶ島酒造とは
まず初めに「あかし」を造る江井ヶ島酒造について紹介します。
江井ヶ島酒造は兵庫県明石市にあり、清酒「神鷹」を醸造していることで知られています。
この江井ヶ島酒造がウイスキー製造免許を取得したのは大正8年。日本の蒸留所の第一号は大正12年に開設された山崎蒸留所と言われていますが、免許取得に限れば、江井ヶ島酒造は山崎蒸留所よりも古いという事になります。
ウイスキーの蒸留は日本酒の醸造シーズンが終わった後の4〜7月に杜氏が行っています。
現在の蒸溜所は、昭和59年に新設されたもので、スコットランド式の蒸留機を使用しています。
ウイスキーあかしの概要
次にあかしの原料やボトルの特徴を紹介していきます。
あかしは低価格のブレンデッドウイスキーから、熟成樽の異なった長熟物のシングルモルトまで様々な種類があります。
原料となる麦芽は、スコッチウイスキーの本場イギリスから厳選したものを100%使用しています。また製造工程の様々な場面で大量に使われる水(仕込み水)は、清酒作りにも使用されている地下水が用いられています。
ウイスキーを熟成する際に使用されている樽はバーボン樽がほとんどですが、
その他にはアメリカンオークシェリー樽や、焼酎の熟成に用いていたオーク樽なども使用されています。
また、あかしを造るホワイトオーク蒸留所は海沿いに位置するため、熟成の段階で温暖な気候や潮風の恩恵を強く受け、潮っぽく穏やかでスムーズな口当たりが特徴的なウイスキーが出来上がります。
ウイスキーあかしの種類と味わい
あかし・レッド
コンビニやスーパーでも見かけることが多い「あかし」の中で最安値のボトルで、原材料にモルトとグレーンを使用したブレンデッドウイスキーです。
熟成期間3年程度の原酒が使用されており、グレーンの割合が多いと言われています。
熟年数が若いことから香りや味わいには若干のアルコール感はありますが、余韻はマイルドでハチミツやバニラの様な甘みも感じられます。
地ウイスキーあかし
こちらもスコッチタイプのブレンデッドウイスキーで、価格も1000円台と手に取りやすいボトルです。
上記で紹介したあかしレッドよりもモルト比率が高いと言われており、よりモルトの華やかさやコクが味わえる一本です。アルコール感も抑えられており、とてもバランスのとれた味わいです。
シングルモルトあかし
このボトルは「あかし」の銘柄を代表するシングルモルトです。
アメリカンオークシェリー樽とバーボン樽で熟成されたモルト原酒を混合させたヴァッティングモルトで、冷却濾過せずに、カラメルによる着色も行っていません。
味わいはミディアムライトのボディでキレがよく、上品でスパイシー、わずかにピートも感じます。ノンエイジとは思えないモルトの甘みやコクが特徴的です。
あかし5年ファーストフィル・バーボンバレル シングルモルト
ファーストフィルのバーボン樽で5年以上熟成させた原酒を使用したシングルモルトです。
あかしの淡麗でライトな飲み口はそののままに、バーボン樽で熟成をすることで他のボトルでは味わえない甘みが特徴です。
南国のフルーツの様なフルーティさに加え、フローラルな香りが漂い、エステリー感を味わう事が出来ます。
バーボン好きな人には一度味わって頂きたいボトルです。
おわりに
今回は日本のクラフトウイスキーの中でも根強いファンが多い「あかし」の種類や味わいを紹介しました。
あかしは、スコッチウイスキーの製造方法に加え、日本酒の伝統的な手法も取り入れた個性的なクラフトウイスキーです。
価格も安く、目にする機会も多いと思うのでぜひ一度手にとってみてください!