希少なシングルカスクのウイスキーとは？その魅力とおすすめボトルを紹介！

シングルカスクのウイスキーは様々なボトルの中でも希少であり高価になることが多いですが、味わいは絶品でウイスキー通にも絶大な人気を誇ります。

今回はシングルカスクが希少な理由とその魅力や楽しみ方、おすすめのボトルを紹介します！

シングルカスクが希少で美味しい理由とは？おすすめボトルや飲み方を紹介！

シングルカスクとは？

シングルカスクを直訳すると「単一の樽」という意味になりますが、一つの蒸溜所の一つの樽のモルト原酒のみから成るウイスキーのことです。
他にもシングルバレルとも呼ばれます。

このシングルカスクはより優れた樽を選び抜き、蒸溜所元詰めのスタイルとの差別化を図るためにスコットランドの独立系瓶詰業者（ボトラーズ）が始めたものですが、現在では蒸溜所からも様々なシングルカスクが生産されています。

よく瓶詰めされる原酒のアルコール度数の高さから、シングルカスクとカスクストレングスが同じ意味合いで使われることがありますが厳密には違います。
こちらにカスクストレングスの詳細やおすすめボトルを紹介しているので参考にして下さい！

シングルカスクが希少で美味しい理由

通常ウイスキーは、様々な樽の原酒を掛け合わせてボトリングされます。これは大量に出荷するにあたって、各ボトルの味わいを一定に保つためです。

しかし上記で述べた様にシングルカスクのウイスキーは、一つの樽で熟成した原酒をそのままボトリングするためその樽の個性を最大限味わえるボトルになっています。

シングルカスクが希少と言われる理由は、生産量が少ないことと、一度購入を逃すと二度と同じ味わいのボトルには出会えないからです。

樽の大きさにもよりますが、一つの樽からボトリングできるのは100〜200本程度です。
また樽での熟成具合や原酒の状態などによりウイスキーの味わいは大きく異なるため、同じ味わいのシングルカスクが再販されることはありません。

シングルカスクでおすすめのボトル

最後に比較的流通量が多く、おすすめのシングルカスクをいくつか紹介します！

ジャックダニエル　シングルバレル

様々な種類のボトルを販売しており、日本でも絶大な人気を誇るジャックダニエルのシングルバレルです。

ジャックダニエルはサトウ楓の木炭で蒸留後のウイスキーを濾過するチャコール・メローイングという製法が用いられ、これにより原酒がとてもまろやかな味わいになります。

このシングルバレルは、そんな特別な製法で作られた原酒を他の樽の原酒と混ぜ合わせることなくボトリングしたジャックダニエルの最高級品です。
従来のボトルよりも、味わいは滑らかでバニラやカラメルなどの甘みをさらに感じとることができます。

フォアローゼズ　シングルバレル

こちらも日本で人気のあるフォアローゼズのシングルバレルです。
マスターディスティラーが全ての樽をテイスティングし、樽ごとの香りや味わいを区別しながら納得のいく原酒樽のみをボトリングしたものです。

フォアローゼズの特徴であるナツメグやシナモンのようなスパイス感、チェリーやバラの果実や花の香りが一段と増した、とてもなめらかで長い余韻を感じられるボトルです。

ブラントン　シングルバレル

プレミアムバーボンであるブラントンは全ての種類のボトルがシングルバレルというとてもこだわりの強い銘柄です。

このブラントンシングルバレルは、原酒を4年熟成させた後テイスティングされ、選ばれた樽だけがもう4〜6年熟されボトリングされます。

芳醇な香りで、バニラやクリームの様な甘みが特徴的でストレートやロックで時間をかけて飲みたいバーボンです！

 おわりに

今回はシングルカスクの意味や希少で美味しい理由、おすすめの銘柄を紹介しました。

シングルカスクは樽の個性を堪能できるウイスキーなので、好きな銘柄のシングルカスクが発売されたら一度手に取って頂きたいボトルです！