ここ数年でハイボール人気は一気に高まり、宴会の席ではビールに変わってハイボールで乾杯する人も増えています。
しかし、実際ハイボールがどうゆうものかわからない、ウイスキーとハイボールの違いがわからないという話をよく耳にします。
実は、ハイボール=ウイスキーというわけではありません。
今回はハイボールとウイスキーの違いを初め、ハイボールの種類や作り方を紹介します。
ウイスキーとハイボールの違いは?ハイボールの種類やおすすめの銘柄を紹介!
- ウイスキーとハイボールの違い
- ハイボールの起源
- ハイボールの種類とおすすめの作り方
- ハイボールにおすすめの銘柄
ウイスキーとハイボールの違い
結論から言いますと、「ウイスキー」はお酒の種類で、「ハイボール」は飲み方の名称です。
ハイボールの定義は明確には定められていませんが、スピッリツやリキュールを炭酸水、トニックウォーターやジンジャエールなどの炭酸飲料で割ったものをハイボールと呼びます。
炭酸飲料の他にも、フレッシュジュースなどアルコールを含まない飲料でスピリッツなどを割っている飲み物は「ハイボール」と総称して呼ばれることがあります。
ハイボールの起源
ハイボールの起源は諸説ありますが、今回は特に有力なものをいくつか紹介します!
スコットランドのゴルフ場説
ある日、スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、高々と打ちあげられたゴルフ・ボールが飛び込んできたから。
サントリー公式ページより引用
アメリカの鉄道信号機説
19世紀のアメリカの鉄道は、高い鉄塔に気球を吊し、それを信号係が上に高く掲げるとGOのしるしになった。セントルイスの信号係にウイスキーのソーダ割りが好きな人物がいて飲むたびに”ハイ・ボール”といったところから、この名がついた。
サントリー公式ページより引用
泡を見立てた説
ソーダから上昇する泡をボールに見立てて、ハイボールと呼んだという説。
サントリー公式ページより引用
ハイボールの種類とおすすめの作り方
今回はウイスキーを使ったハイボールの種類とおすすめの作り方を紹介します!
一般的なハイボール
ウイスキーとソーダを1:3〜4の割合で作ったものが居酒屋でBarなどで提供される一般的なハイボールのレシピです。
おすすめの作り方を以下に紹介します!
- 背の高いグラスに氷を一杯に入れる
- グラスの中で氷をかき混ぜてグラスを冷やす(氷が溶けて出来た水は捨てる)
- ウイスキーを入れて再度氷をかき混ぜてウイスキーを冷やしておく
- ソーダを注ぐ。この時ソーダが直接ウイスキーに当たるように氷と氷の間をめがけて注ぐと炭酸が抜けにくい
- 1〜2回炭酸が抜けないようにゆっくりとかき混ぜる
コウべハイボール
「コウベハイボール」は神戸発祥の古くから愛されるハイボールです。
通常のハイボールは、グラスに氷とウイスキーを入れてそこに炭酸水を注ぎ完成ですが、コウベハイボールは氷を使いません。
氷を使わないので、最後まで味が薄まることなくウイスキーの個性を最大限引き出すことができるハイボールです。
コウベハイボールの作り方を以下に紹介します!
- あらかじめグラスとウイスキーボトルは冷凍庫で、炭酸水は冷蔵庫でキンキンに冷やしておく
- 冷やしたグラスに好きな量のウイスキーを入れる
- 炭酸水を勢いよく注ぐ(これでウイスキーと炭酸水は十分混ざり合うためこれ以上混ぜる必要はありません)
ハイボールにおすすめの銘柄
最後にハイボールに最適なウイスキーの銘柄をいくつか紹介します!
サントリー角瓶
日本でのハイボールブームを巻き起こしたコスパ最強のウイスキーで、自宅で毎日ハイボールを楽しむには最適なボトルです。
角瓶は山崎と白州蒸留所で作られる原酒が配合されており、日本人の味覚に合う濃厚なコクと甘みが特徴です。
ハイボールにすることで個性を最大限発揮するボトルで、上記で紹介したコウベハイボールにはこの角瓶を用いる場合が多いです。
ブラックニッカディープブレンド
日本のウイスキーとしては珍しい新樽で熟成を重ねた原酒を使用しており、バニラやシロップのような甘みに加え、ウッディでビターな味わいが特徴。
アルコール度数が45度と高いですが、ハイボールにすることで味わいはそのままに、ライトな飲み口になりとても飲みやすいボトルです。
この値段でこれだけモルトや樽の個性を感じられるボトルは他に少ないのでぜひ手にとって頂きたい一本です!
ジョニーウォーカーブラックラベル12年
専門家から「ブレンデッドの傑作」「アルティメット」と称されるブレンデッドスコッチウイスキーです。
40種類以上の原酒が混ぜ合わされており、ほのかなスモーキー感とフルーティさ、12年間熟成されているため後味には樽由来のウッディな味わいを楽しむことが出来ます。
このボトルならではの複層的な香りも特徴的です。
この複雑で豊かな味わいのバランスはハイボールにしても崩れることはなく、むしろ加水することでさらに個性が引き出されます。
ザ・グレンフィディック12年
ストレートやロックでもゴクゴクと飲めてしまうすっきりとフルーティな味わいが特徴的なスコッチウイスキーです。
ハイボールにすることでさらに飲み口は軽くなりますが、青リンゴなどのフルーティな香りはしっかりと感じとることが出来ます。
他の銘柄を使ったハイボールが飲めなかった人、スコッチを飲み始めたい人に一押しの銘柄です!
おわり
今回はウイスキーとハイボールの違いを初め、ハイボールの起源やおすすめの銘柄を紹介しました。
ハイボールと言っても使う銘柄の違いによって味わいは様々です。
自分の好きなボトルを見つけてこれからもハイボールライフを楽しみましょう!!