ウイスキー

ウイスキーを飲み過ぎるとどうなる?【恐い3つの悪影響】

ウイスキーは糖質やプリン体をほとんど含まず太りにくい・痛風になりにくいことをはじめ、ウイスキーの香りや成分にはストレス緩和や抗酸化作用があるとされています。
しかしウイスキーは他のアルコール飲料に比べアルコール度数が高く、飲み過ぎには注意が必要です。
今回はウイスキーの飲み過ぎによる身体への影響について紹介します。

ウイスキーの飲み過ぎによる3つの悪影響

  1. 発癌リスクの増大
  2. 脳が萎縮する
  3. 生活習慣病リクスが増大

ウイスキーの飲み過ぎによる悪影響①発癌リスクの増大

WHO(世界保健機関)は2007年にアルコールと癌の関係性について以下のように述べている。

飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。またアルコールそのものに発癌(がん)性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となるとも結論づけています。

厚生労働省 e-ヘルスネットより

 

40~59歳の男女約73,000人を対象に、アンケート調査により約10年間飲酒とがん全体の発生率との関係について調べた研究では次のように報告している。

飲酒の量が1日平均2合以上3合未満のグループでは、がん全体の発生率が1.4倍、1日平均3合以上のグループでは、1.6倍でした。(なお、日本酒1合と同じアルコール量は、焼酎で0.6合、泡盛で0.5合、ビールで大ビン1本、ワインでグラス2杯(200ml)、ウイスキーダブルで1杯です。)

国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター
飲酒とがん全体の発生率との関係についてより

ぽふ
ぽふ
上記の報告のように飲酒習慣があり過度の飲酒を繰り返している人に、より多く見られる癌があることが様々な研究から明らかとなっています。特に口腔、咽頭、食道、肝臓など飲酒とよく関連する部位の癌は「飲酒関連がん」と呼ばれておりアルコール摂取量の増大に伴い発癌リスクが増大することが報告されています!

ウイスキーの飲み過ぎによる悪影響②脳の萎縮を招く

近年アルコール摂取や飲酒歴と脳の関連性については様々な報告があり、アルコールの過剰摂取は脳を萎縮させ機能の低下をもたらすとされています。

同じ年代で酒を『飲む人』と『飲まない人』の脳をMRI(核磁気共鳴画像法)の画像で比べると、前者の脳は後者に比べ10〜20%ほど萎縮していることが多い。

 

また日常的にアルコールを大量に飲んでいた高齢男性を調査した研究によると

あまり飲まない男性に比べて認知症の危険性が4、6倍にもなり、うつ病のリスクも3、7倍になったとの報告もある。

ぽふ
ぽふ
アルコールの摂取量と脳萎縮の度合いには関係があり飲酒歴が長ければ長いほど進行が早いと言われ、記憶力の低下や作業効率の低下にも繋がります。
自分の脳を守るという意味でもアルコール度数の高いウイスキーの飲み過ぎには注意が必要です!

ウイスキーの飲み過ぎによる悪影響③生活習慣病リスクの増大

ウイスキーはビールや日本酒などに比べ糖質やプリン体が少なく、糖尿病や痛風などを発症する可能性は少ないと考えられます。しかしウイスキーのアルコール度数は40度以上が基本であり、過剰摂取には注意が必要です。
厚生労働省はアルコールと生活習慣病の関係について以下のように報告しています。

がん・高血圧・脳出血・脂質異常症などの飲酒に関連する多くの健康問題の危険性は、1日平均飲酒量とともにほぼ直線的に上昇することがわかっている

厚生労働省 e-ヘルスネットより

 

死亡率、脳梗塞及び虚血性心疾患については、飲酒量との関係がほぼ直線的に上昇するとは言えませんが、その場合でも男性では44g/日(日本酒2合/日)程度以上の飲酒(純アルコール摂取)で非飲酒者や機会飲酒者(たまにしか酒を飲まない者)に比べて危険性が高くなります。

厚生労働省 e-ヘルスネットより

ぽふ
ぽふ
上記の報告からもアルコール摂取量や飲酒頻度は低ければ低いほど生活習慣病の発症リスクは低いことが示唆されており、日々の飲酒習慣を見直して見ることも大切です!

まとめ

ウイスキーのアルコール度数は40度以上と、他のアルコール飲料に比べ高いため飲み過ぎると健康を害することになります。
自分の体を守り生涯ウイスキーを楽しんでいくためにも適量の飲酒を心がけましょう!